ファミリーコーチ PROJECT

プログラム五感教育

五感が刺激されると、脳全体の機能が活性化します。
私たちのプログラムでは、単に頭で考えるのではなく、味覚、嗅覚、視覚、聴覚、触覚をフルに使って色々なことを学んでいきます。また、五感で感じたこと、得た情報を“知恵”に変えることを目的としています。

ブンネ

スウェーデンの音楽療法士ステン・ブンネ氏によって開発された「ブンネ楽器」。音楽経験の有無にかかわらず、誰でもすぐに演奏できるのが特徴です。
楽器を演奏することは、音楽をただ鑑賞することよりも脳のネットワークを活性化させることができます。特に、幼児期は脳が最も成長し、様々なことを吸収する時期です。子どもでも簡単に演奏することができるブンネを使って歌や動作の演習をすることは、子どもの身体的・精神的発達や社会性を養うことにつながります。

森のムッレ

ムッレとはスウェーデン語で「土」を意味し、森にすむ妖精の名前です。ムッレは草木や動物と話し彼らの気持ちを伝える、子どもたちと自然の橋渡し的な存在です。
本プログラムでは、ファミリーコーチが「ムッレリーダー」となり、子どもたちと自然の中で歌ったりゲームをしたりします。雨の日でも外で遊ぶ、というのが特徴のひとつで、五感を最大限に使って楽しむことができます。
スウェーデンの学者たちの研究によると、ムッレ教室を導入した野外保育園と一般の保育園を比較したところ、前者の園児のほうが身体能力、集中力、話を聞く能力が優れていたという結果がでています。自然の中での学びが成長にとても大切だということがわかっています。

アートリップ

多様な表現を持つアートとの出会いが脳に刺激を与え、認知症の方の健全な能力を引き出すことに作用する、という観点からニューヨーク近代美術館(通称MoMA)が開発したのが「対話型アート鑑賞プログラム meet me」です。
このプログラムに基づき、まずグループでアートを鑑賞し、参加者は進行役のアートコンダクターの質問に答えながら、感じたことを自由に発言し参加者同士で共有していきます。子どもから大人までが一緒に、また対等に参加することができるのが特徴です。