2.外来通院と通院時の注意事項★
A.医療機関への受診が必要となる場合
急な体重減少がある、食事の様子がおかしい、体調不良があるなど、お子さんに摂食障害の可能性があることを疑った場合は、摂食障害の兆しを見分ける方法を参考にしてください。
どの医療機関を受診すべきかについては相談窓口・医療機関に詳細を記載しているので参考にして下さい。
B.お子さんへの説明
一般的にはお子さん自身は、自分が病気だとは思っていないことが多いため、病院受診を嫌がる可能性があります。
その際には本人が訴えているお腹の不調(腹痛・便秘など)や寒気・ふらつきなどの症状に注目しましょう。
訴えている症状が心配だから、大きな病気がないかどうかを確認してもらうために医療機関を受診することを勧めましょう。
C.外来通院
受診・精査の結果摂食障害ということが判明しても軽症の場合は外来治療が中心となります。主治医の先生、本人、家族で治療方針を確認し、治療目標を明確にしましょう。
C-1外来通院での注意点
通院治療で体重が増えてくると、本人に治療への抵抗感が増したり、家族にやつあたりしたりするなどの葛藤が必ず出てきます。
主治医の先生とそれらの問題を共有し、治療目標がぶれないようにすることが大切です。
C-2入院治療後の外来通院での注意点
入院治療後の外来通院の家族の体制も非常に重要です。
医療施設や入院の目的により退院の基準は異なりますが、精神的にも身体的にも落ち着いた状態で退院する事が多いと思います。
しかし、入院生活から自宅に帰ることによって再び環境が大きく変わります。
この環境の変化を上手く乗り切ることが摂食障害治療の大きなポイントになります。